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自分で選んでいるつもり―行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス

リチャード・ショットン、上原 裕美子

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左(狭い画面では上)= この本 / 黄色 = この本の原則 / 枠 = 同じ原則を語るほかの本(線は、どの原則でつながるか)

Resonance

同じ原則でつながる本

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版 →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    SOFT SKILLS

    • 相手の利益の観点から提案すると協力を得やすい
  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    SOFT SKILLS

    • 動機になる報酬を設計して習慣を根付かせる
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    SOFT SKILLS

    • 期間ごとのノルマの構造で、外からの動機づけに頼らず進む
    • 目標へのステップを毎日のルーチンに組み込む
    • きっかけと報酬を設計して習慣を置き換える
    • 大きなタスクを小さく明確な作業に分解する
    • 大切な仕事ほどルーチンに乗せて手を付け、心理的な抵抗に勝つ
    • 事前に決めたルールと原則をモチベーションの代わりにする
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    SOFT SKILLS

    • 成果は小さなことを長期間繰り返して積み上がる
    • 最初の坂が最も険しく、成功は次の成功を呼ぶ

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 →

  • アイデンティティ起点の行動変化

    自分で選んでいるつもり

    • 過去の自分との一貫性が弱まる時期に習慣は変わりやすい
    • 動詞より名詞(〜な人)で表すと、自分の本質に関わると感じて説得力が増す

    複利で伸びる1つの習慣

    • 「何を達成したいか」ではなく「どんな人になりたいか」から習慣を選ぶ
    • 行動はなりたい自分への一票で、習慣と自己像は支え合う
    • 確立した自己像を定期的に振り返って更新する
  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    複利で伸びる1つの習慣

    • 結果よりプロセスそのものを大切にすれば満足して続けられる
    • やりたいこととやるべきことをセットにする
    • 記録などで、その場で小さな成功を感じられるようにする
    • 自分が楽しめて強みに合う分野を選ぶ
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    複利で伸びる1つの習慣

    • 目標より、日々の行動を支える仕組み(入力側のプロセス)を変える
    • 「はっきり・魅力的・易しく・満足」の4法則で習慣を設計する
    • 実行する時間と場所を決め、既存の習慣につなげる
    • きっかけを見える所に置き、良い行動の手間を減らす環境を整える
    • 自動化できる作業は仕組みや道具に任せる
    • 気分ではなくスケジュールに従って取り組む
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    複利で伸びる1つの習慣

    • 結果は、繰り返してきた習慣が遅れて表に出たもの
    • プロセスを大切にすれば、結果が出るまでも満足して続けられる
    • 退屈が来ても予定どおり続けることが成果を分ける

部下としてのAI 世界一流エンジニアの進化術 (文春e-book) →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    部下としてのAI

    • コードを書くことより、何を解き、どんな体験をつくるかというインサイトが価値になる
    • 何の問題を解くべきかは、人と話す中でしか見えてこない
    • 自分が賢くなる方向ではなく、誰の何を楽にするかに努力を最適化する
    • 自分に余裕があるほど他者への想像力が育ち、ユーザー理解が深まる
  • 見るより作り出して理解を定着させる

    自分で選んでいるつもり

    • 答えを自分で考え出す労力が、情報を記憶に定着させる

    部下としてのAI

    • 深い理解とは、関係・グループ・構造を自分の言葉で説明できる状態
    • 思い出して確かめる練習を繰り返すと、認知が自動化されて速く読めるようになる
    • マインドマップは眺めるものではなく、自分でつくるもの
  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    部下としてのAI

    • 頑張るより、価値を出すことを一番楽にできる方法を先に問う
    • 楽しいという気持ちを保つことが、無理な努力より成果につながる
    • 自分がボトルネックだと受け入れ、無理のないペースを持続する
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    部下としてのAI

    • 繰り返す指示を粒度ごとにパッケージ化する
    • 迷うこと自体を減らすため、意思決定を排除して選択肢を与えない
    • 決まった動作をきっかけに集中を呼び起こすルーティンを持つ

アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか? →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    スペンディングマネー

    • 十分な情報があれば、他人のお金の使い方にも意味がある
  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    スペンディングマネー

    • 脳が求めるのはモノではなく手に入れるまでのプロセス
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    スペンディングマネー

    • 経済的自立は段階的に少しずつ近づく
    • 豊かになる最速の方法は、ゆっくり長く続けること

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする →

  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    エッセンシャル思考

    • 前進している手応えがモチベーションを支える
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    エッセンシャル思考

    • 小さな前進の手応えがモチベーションを支える
    • 行動のきっかけ(トリガー)に着目して習慣を置き換える
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    エッセンシャル思考

    • 小さな達成を積み重ねるほうが長期的に遠くまで届く

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する →

  • 見るより作り出して理解を定着させる

    自分で選んでいるつもり

    • 答えを自分で考え出す労力が、情報を記憶に定着させる

    エフォートレス思考

    • 考え方を結びつけて体系化すると知識が累積的に効く
    • 読んだら要点を自分の言葉で要約すると理解に変わる
  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    エフォートレス思考

    • 努力量ではなく、最優先事項を最も楽に進める方法を探す
    • やり方に遊びや満足感を組み込む
    • 行動の直後に報酬を結びつけ、結果までの時間差を縮める
    • 不足ではなく充足に注意を向ける
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    エフォートレス思考

    • 下限と上限を決めて一定のペースを保つ
    • チェックリストやルールで判断を事前に仕組み化する

ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために →

  • 頑張るより楽しく続けられる形にする

    自分で選んでいるつもり

    • 確実な報酬より不確実な報酬のほうが行動を動機づける

    ロングゲーム

    • 収入ではなく興味を基準に進む方向を選ぶ
    • 途中で達成を祝う
  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    ロングゲーム

    • 開始日を決めて周囲を巻き込み、実行に移す
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    ロングゲーム

    • 成果は見えない蓄積の期間を経て一気に現れる
    • 結果の保証がなくても自ら努力を続ける能動的な忍耐
    • 10年単位の時間軸で、小さな努力を複利のように積む
    • 実際にかかった年数を調べ、必要な時間を過小に見積もらない
    • 途中で達成を祝うことが、長い道のりを続ける力になる

サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    サイコロジー・オブ・マネー

    • 人は自分独自の経験に基づいて、その時々に意味のある判断をしている
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    サイコロジー・オブ・マネー

    • そこそこのリターンを繰り返し得続けると複利が最大の力を発揮する
    • 途中の不運を想定しつつ、長期的には良くなると信じる
    • 変動や不安は罰金ではなく入場料として払う
    • 時間軸を長くすることが最大の秘訣

ステイ・スモール 会社は「小さい」ほどうまくいく →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    ステイ・スモール

    • 何を得られるかではなく何を提供できるかに意識を向ける
  • 結果が遅れて現れることを前提に続ける

    自分で選んでいるつもり

    • 習慣の定着には反復が欠かせない

    ステイ・スモール

    • 注いだ時間だけを理由に続けず、価値を生むかで判断する(続けるかの判断条件)
    • 日々の地道な実務を続けることが実現する人を分ける

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 →

  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    1440分の使い方

    • 重要なことはToDoではなく時間を決めた予定に入れる
    • 未来の自分への過信を想定し、あらかじめ仕組みで対策する
    • 同じ種類の仕事を曜日単位でテーマ化する
    • 5分以内のタスクはその場で処理する(一度しか触らない)
    • 判断を事前に記録・スケジュール化し、実行中の判断を減らす

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント →

  • 意志力より仕組み

    自分で選んでいるつもり

    • 人は考えずに済むよう習慣に頼り、同じ状況で同じ行動を繰り返す
    • 新しい期間の始まりという習慣が崩れやすいタイミングを使う
    • モチベーションだけに頼らず、はっきりしたきっかけを組み合わせる
    • 新しいきっかけをつくるより既存の習慣に積み上げる
    • 定着させたい行動は簡単にし、小さな単位に分解する
    • 推進力を足すより、していない理由(障壁)を環境から取り除く

    ナヴァル・ラヴィカント

    • 失敗のない形にして瞑想を続ける
    • 成果を出せる条件を満たす環境を意図的に整える

苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則 →

  • 相手の視点から価値を設計する

    自分で選んでいるつもり

    • 「なぜこの人は今それをしていないのか」から考えて障壁を取り除く
    • かけた労力は相手に見えて初めて価値として伝わる
    • 抽象的に理解している専門家ほど、自分の説明が漠然としていることに気づかない

    苦境を好機にかえる法則

    • 他者のために改善する方法を考えると行動の方向が見える

Key Ideas / 28

この本の要点

  1. 01

    ビジネスは人の行動を変える活動であり、本能や勘に頼るより、実験で検証され幅広い場面に応用できる行動科学の知見を使うほうが確かな判断の基盤になる。

  2. 02

    人はできるだけ考えずに済ませたいため、日々の決断の多くを習慣に任せ、同じ状況では同じ行動を繰り返す。

    → 意志力より仕組み
  3. 03

    定着した習慣は、週・月・誕生日などの新しい期間の始まりに崩れやすい。過去の自分との一貫性が弱まるためで、何でもない場面を「新しいスタート」に見せることでも同じ効果を狙える。

    → アイデンティティ起点の行動変化→ 意志力より仕組み
  4. 04

    行動を習慣にするにはモチベーションだけでは足りず、時間・場所・気分など行動の呼び水になるきっかけ(キュー)を、できるだけはっきりした形で組み合わせる必要がある。

    → 意志力より仕組み
  5. 05

    きっかけを一から新しくつくるより、すでにある習慣を新しい行動のきっかけとして結びつける(習慣の積み上げ)ほうがうまくいきやすい。

    → 意志力より仕組み
  6. 06

    定着させたい行動はできるだけ簡単にし、小さな単位に分解する。合計が同じでも、大きな目標より小さな単位で示したほうが実行されやすい。

    → 意志力より仕組み
  7. 07

    習慣化には何らかの報酬が必要であり、毎回同じ確実な報酬より、何が出るかわからない不確実な報酬のほうが、期待値が低くても行動を動機づける力が強い。

    → 頑張るより楽しく続けられる形にする
  8. 08

    習慣は一夜では身につかない。定着させるには反復が欠かせない。

    → 結果が遅れて現れることを前提に続ける
  9. 09

    人を動かそうとして推進力を足しがちだが、「なぜ今それをしていないのか」から考えて障壁(ブレーキ)を取り除くほうが効く。行動をしやすくする方法は、ほぼ例外なく本人の環境を整えることである。

    → 相手の視点から価値を設計する→ 意志力より仕組み
  10. 10

    人は労力をかけて手に入れたものほど価値を感じる。行動を変えたいなら「簡単にする」、評価を高めたいなら「あえて少し手間をかける」というように、目的によって打ち手が逆になる。

  11. 11

    かけた労力が価値として伝わるのは、その努力が相手に見えるときだけである。ただし、労力を見せる工夫より先に、評価に値する良い中身をつくることが前提になる。

    → 相手の視点から価値を設計する
  12. 12

    答えを自分の頭で考えて作り出す認知的な労力が、情報を記憶に定着させる。少しだけ頭を使わせる問いかけや謎を入れると、印象に残り人にも話したくなる。

    → 見るより作り出して理解を定着させる
  13. 13

    人は処理しやすい情報ほど真実らしく感じる。韻を踏んだ表現や読みやすい書体は信頼性を高め、逆に読みにくい書体は難しさを強調する。

  14. 14

    成果ではなく見た目の印象で評価される立場の人は、高度に見せる必要から物事を複雑にしがちで、シンプルな提案をする動機を持たない。

  15. 15

    専門家は物事を抽象的に理解しているため、自分の説明が漠然としていても気づきにくい。自分にはわかりやすくても、知識の少ない相手には伝わっていない可能性を意識する必要がある。

    → 相手の視点から価値を設計する
  16. 16

    キリの悪い細かい数字は目を引き、根拠があって正確だと受け取られやすい。詳細を言えるのは自信がある証拠だという連想が根強いためである。

  17. 17

    人は数字を計算せず見た目で判断しがちである(分母の無視)。同じ割引でも2段階に分けると大きく見え、価格帯によってパーセント表示と金額表示のどちらが大きく見えるかが変わる。

  18. 18

    人は実際の得の大きさより、それがどう感じられるかに反応する。「今は安い」より「以前は高かった」と伝えるほうが効き、価格は小さな時間単位で示すほうが受け入れられやすい。

  19. 19

    3つの選択肢を示されると、人は極端を避けて真ん中を選びやすく、最初に目にした価格が判断の基準になる。この傾向は実用品や年齢の高い人で強くなる。

  20. 20

    明らかに劣る「おとり」の選択肢を加えると、それと比べやすい選択肢が選ばれやすくなる。人は正確で複雑な判断より、単純で速い判断を好む。

  21. 21

    得られる利益を伝えるより、行動しないことで何を失うかに焦点を当てたほうが、人を動かしやすい。

  22. 22

    「〜する」という動詞より「〜な人」という名詞で表すと、その行動が自分の本質に関わるものだと感じられ、説得力が増す。

    → アイデンティティ起点の行動変化
  23. 23

    人は自分が損をしてでも、不公正な相手を罰しようとする。売り手に妥当な値上げでも、相手には不当に映ることがある。

  24. 24

    人は命令されることや選択の自由を奪われることに反発する。行動を変えてほしいときは言葉を抑え、「選ぶのはあなたの自由」と伝えたり、形式的にでも決定権を渡すと受け入れられやすい。

  25. 25

    人は周囲の行動をまねて仲間外れを避けようとする一方、あえて規範から外れる振る舞いは、それを気にしなくてよいほどの地位や力がある証拠と受け取られることがある。

  26. 26

    人はわかりやすい一つの特徴から他の特徴を推し量る(ハロー効果)。無名で不確実な対象ほど作用が強く、好感度や見た目が効きやすいが、本当に高めたい評価が連動する保証はない。

  27. 27

    人は不安になる情報から目をそらす。聞きたくない話題を伝えるときは、ユーモアで負の感情を和らげると届きやすい。

  28. 28

    体験は最も印象的な瞬間と終わり方で記憶される。まず最悪の部分(谷)をなくすことを最優先し、良い山を際立たせ、盛り上げて終える。